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共同通信
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北海道・知床沖の観光船沈没事故で、北海道・十勝地方の男性(51)が、行方不明となった当時7歳の息子について、法律上亡くなったものとする「認定死亡」の手続きをしたことが15日、男性への取材で分かった。乗客家族の一部が今春にも予定する運航会社側への損害賠償請求訴訟に参加する。
2022年4月23日に発生した事故では、乗客乗員26人のうち20人が死亡し、男性の息子と元妻を含む6人は行方が分かっていない。昨年末に被害者弁護団から訴訟への参加を打診されたが、原告となるには遺族である必要があったという。
悩んだ末、1月に手続きすることを決め、2月13日に地元の役所に申請書類を提出した。