欧州エアバス、3年連続黒字

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共同通信
日本航空のエアバスA350=1月、羽田空港

 【パリ共同】欧州航空機大手エアバスが15日発表した23年12月期決算は、純利益が前期比11%減の37億8900万ユーロ(約6100億円)となった。宇宙関連の事業で費用がかさんだ影響から減益となったものの、3年連続で黒字を記録した。

 米ボーイングは航空機の納入遅れが響き、23年12月期決算で5年連続の赤字を計上した。米アラスカ航空が運航していた機体の事故の影響もあり、当面はエアバス優位の状態が続く可能性がある。

 エアバスの売上高は、11%増の654億4600万ユーロ。23年の民間航空機納入数は前年比11%増の735機だった。ボーイングの528機を上回り、5年連続で世界首位となった。