17日付のニューヨーク・ビジネス・ジャーナルによると、感謝祭翌日のブラックフライデーに向けて商戦が過熱しており、「メーシーズ」が昨年よりも開催時間を前倒すほか、そのほか百貨店各社も大型セールを打ち出す準備を整えている。
ブルーミングデールズなど全米870店舗の小売店を展開するメーシーズ社は、一部店舗で開店時間を例年より1時間早め、サンクスギビングデー当日の、24日午後5時からブラックフライデーセールを開始すると明らかにした。
同社は、2013年に初めて、サンクスギビングの当日からセールを開始する試みを始めたが、今年は開店時間をさらに前倒しすることで、より多くの客の取り込みを狙う。当日からセールを始めることに対しては、ほかの百貨店などから批判の声が上がる一方で、同社では競合各社を出し抜きたい考えだ。
また、メーシーズは今年のセール期間中に、平均で63.35%値引きして商品を販売する予定で、これは米国内の大手百貨店35社の中で、最も高い平均割引率となる。「ステージ」と「JCペニー」は、メーシーズに次く平均値引き率で、それぞれ62.81%と62.79%となる予定だ。