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共同通信
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【ニューヨーク共同】16日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落し、前日比145.13ドル安の3万8627.99ドルで取引を終えた。朝方発表された1月の米卸売物価指数がインフレの根強さを改めて示したことで米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ開始観測が後退し、売り注文が優勢となった。
卸売物価のモノとサービスを合わせた総合指数は前年同月比、前月比ともに上昇率が市場予想を上回った。FRBが政策金利を当面高水準に維持するとの見方が強まり、投資家心理を冷やした。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も3日ぶりに反落した。