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共同通信
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【ミュンヘン共同】ハリス米副大統領は16日、ドイツ南部ミュンヘンで開幕した「ミュンヘン安全保障会議」で演説し、北大西洋条約機構(NATO)は「世界の安全保障に対する米国の取り組みの中心。神聖な義務は揺るがない」と述べ、同盟国防衛への決意を表明した。ロシアの侵攻を受けて間もなく2年になるウクライナへの軍事支援を継続すると述べ、加盟国間の結束を訴えた。
11月の米大統領選で共和党候補指名が確実視されるトランプ前大統領が、軍事費を適切に負担しないNATO加盟国は守らないとの趣旨の発言を繰り返しており、ハリス氏は欧州の米国に対する疑念払拭を図った。