砂糖工場跡に低所得層アパート ウィリアムズバーグで破格

 25日付のDNAインフォによると、ブルックリン区ウィリアムズバーグのドミノシュガー工場跡に建てられた低所得者向けアパートの入居者を決める抽選が、28日より開始されたという。
 約700室を有するこのアパートは、同地域のケント・アベニュー沿いに建設され、ニューヨーク市によると、年収が約2万~2万5千ドル(約225~280万円)の単身者向けに、月596ドル(約6万7千円)で6部屋が提供されるほか、年収が約2万7千~3万8千ドル(約300~430万円)の単身者は、月754ドル(約8万5千円)でスタジオを借りることができ、計34部屋が提供される。
 また、1ベッドルームには、世帯収入が2万3千~2万9千ドル(約260~330万円)の世帯が月640ドル(約7万2千円)で入居することができ、2ベッドルームは、世帯収入が約2万7千~5万4千ドル(約300~600万円)の世帯を対象に、月々の家賃が775~979ドル(約8万7千~11万円)に設定されている。
 マンハッタン区を望むことができるドミノシュガーの工場跡地は、同区内でも地価が上昇する不動産価値の高い場所で、地域一帯の再開発が進められている。

ドミノシュガー工場=2014年(photo: angela n.)

ドミノシュガー工場=2014年(photo: angela n.)