死亡直前に「暑い」と次女

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共同通信
家宅捜索のため、細谷健一容疑者らの自宅マンションに入る警視庁の捜査員ら=2023年8月、東京都台東区

 昨年3月、次女=(4)=に有害物質と抗精神病薬を摂取させ殺害したとして父親と共に逮捕された母親が、事件直後の警視庁の任意聴取に「(次女が)暑いと言って服を脱いだ」と説明していたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。次女は自宅リビングで上半身裸のままあおむけで倒れ、背中に皮膚が変色する「死斑」があった。警視庁浅草署捜査本部は、母親が死亡直前に異変を把握しながら放置した疑いがあるとみている。

 捜査関係者によると、母親細谷志保容疑者(37)が父親健一容疑者(43)に、次女美輝ちゃんについて「かわいくない」とのメッセージをスマートフォンで送っていたことも判明した。