28日付のNBCニューヨークによると、2014年にワン・ワールド・トレード・センター(1WTC)の最上層部に登り有罪判決を受けた男が、またもマンハッタン区内の高層ビルに登ったという。
ニュージャージー州ユニオンシティ出身のジャスティン・カスケホ(18)は、同区内にある高層ビルの尖塔部分に登り、避雷針につかまったり足場から片手でぶら下がったりする危険な姿を写真やビデオに収め、それらが最近インスタグラムに投稿された。同区のコロンバスサークルにあるタイムワーナー・ビルの最上部側面に命綱なしでつかまる写真では、「できないことがあるなんて言うのは誰だ?」と、挑戦的な説明を付けている。
カスケホは14年、手薄な警備の目をかいくぐり、1WTCの尖塔に登ってセルフィーを撮り、不法侵入などで逮捕された。そのときは有罪を認め、23日間のコミュニティーサービス(社会奉仕活動)の罰を受けている。
ニューヨーク市警察(NYPD)は、こうした写真が捏造されたものである可能性もあるとしながらも、捜査に乗り出し、事情聴取を行った。カスケホの父親は、近所の人に「息子にやめるように諭したが、全く聞き入れなかった」とこぼしていたという。