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共同通信
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南からの暖かい空気の影響で、日本列島は19日、広い範囲で4月から5月並みまで気温が上がった。札幌市13.9度、秋田市20.1度など全国915の観測点のうち、北日本を中心に216地点で2月の観測史上最高を記録した。山口県や九州、奄美では春の訪れを告げる「春一番」が吹いた。
気象庁によると、日本の東にある高気圧の縁を回る暖かい空気が流れ込んだ。20日は暖気の影響が残る地域が多いが、その後は寒気が流入し気温が下がる日があり、体調管理に注意が必要だ。
北海道は各地で2月の最高気温を更新した。道内で最も気温が高かったのは湧別町と紋別市で、いずれも17.1度。紋別市は6月下旬並みで、湧別町では平年との差が19.2度に達した。
19日に2月の観測史上最高気温だったのは他に、新潟県上越市22.5度、福島県会津若松市20.2度、山形市18.9度、盛岡市17.1度など。能登半島地震で被災した石川県輪島市は21.0度で5月中旬並み、大分県豊後高田市は21.9度で4月下旬並みと、いずれも今年最高気温となった。