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共同通信
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北極圏の刑務所で死亡したロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の母リュドミラさんは21日、ナワリヌイ氏の遺体引き渡しに応じない刑務当局の対応を不服として、刑務所があるヤマロ・ネネツ自治管区の中心都市サレハルドの裁判所に異議を申し立てた。タス通信が伝えた。
リュドミラさんは、遺体を引き渡さない当局側の決定を違法と指摘した。審理は3月4日に行われるという。
当局側発表によると、ナワリヌイ氏は今月16日、服役させられていた同自治管区内の刑務所で散歩の後に気分が悪くなり、意識を失って急死した。
同氏の妻ユリアさんは、遺体引き渡し拒否は猛毒の痕跡が消えるのを待つためだと主張している。