生乳チーズから大腸菌を検出
4州10人の患者が報告、製品回収
米疾病対策センター(CDC)は16日、全米の店舗で販売された生乳チーズから大腸菌が検出されたとして、消費者に警告を発する食品安全警報を出した。発生源は、ロー・ファーム(Raw Farm)ブランドの生チェダーチーズで、リコールされた製品は、オリジナルやハラペーニョを含む全サイズにわたる。
CDCによれば、テキサス、ユタ、コロラド、カリフォルニアの4州で計10人の患者が報告されており、うち、4人が入院したという。死亡者は出ていない。ロー・ファームは製品の回収に同意し、当局とともに調査への取り組みを始めた。同ブランドは、ニューヨークも含め、全米で販売されている。同社のアーロン・マカフィー社長は声明で「消費者の健康と安全が、当社の最優先事項だ。自主回収の対象製品は撤去しており、店頭に現在並んでいる製品はすべて合法的に販売されている」と述べた。
CDCは、リコールされたチーズ製品を持っていたら、廃棄するとともに、汚染されたチーズに触れた可能性のある物の表面や容器を熱い石けん水で洗うか、食洗機を使って洗い、消毒するよう求めている。重度の大腸菌症状がある場合は、すぐに医療機関に連絡する。大腸菌は通常、体内に入ってから数日後に下痢や嘔吐などの症状が出るもの。ほとんどの人は5〜7日後には治療なしで回復する。(19日、amニューヨーク)
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