NZ地震13年で追悼式

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共同通信
ニュージーランド・クライストチャーチ、ウェリントン

 【クライストチャーチ共同】日本人28人を含む185人が死亡したニュージーランド地震から13年となった22日、被災地の南島クライストチャーチの墓地と国立追悼施設で追悼式が開かれた。語学研修中に亡くなった堀田めぐみさん=当時(19)=の両親ら日本の遺族関係者数人も出席した。

 追悼式にはラクソン首相が出席した。

 堀田さんを含む生徒12人が命を落とした富山市の富山外国語専門学校も、同校で追悼の集いを開催。

 これに先立つ21日夜、115人が亡くなったクライストチャーチ市中心部のカンタベリーテレビ(CTV)ビルの倒壊跡地では、草の根の追悼集会が開かれ、100人以上が参加した。

 団体職員ジュリー・エイブラハムさん(56)は、ビル内の病院にいた母が行方不明になり、死亡が確認されるまで1カ月以上かかった。「人生で最も長い5週間だった」と涙ぐんだ。