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共同通信
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能登半島地震で、住宅地の盛り土崩落が石川県内の複数地点で発生、家屋に被害が出たことが22日、自治体や専門家への取材で分かった。崩れた後に初めて自治体が盛り土と確認した例もあった。これまで大規模な盛り土の全国的な調査が行われてきたが、安全性の実態把握は途上にある。崩落の危険があれば耐震化工事が求められることになり、自治体は対応を急ぐ。
自治体が盛り土崩落による宅地被害を確認したのは、七尾市と津幡町、能美市の住宅地3カ所。七尾市と津幡町は、現場一帯が一定以上の盛り土で埋められた「大規模盛り土造成地」に該当。能美市は比較的小さな盛り土とみられるが、大規模造成地に近接している。