3日付のNY1によると、米海兵隊が運営する慈善プログラム「トイズ・フォー・トッツ」が今年もスタートした。
今年で60年目を迎えるこのプログラムは、元々ロサンゼルス市の海兵隊員ビル・ヘンドリック少佐が、5千個のおもちゃを集め恵まれない子どもたちにプレゼントしたことに端を発する。全ての子どもたちはギフトをもらうに値するとして、1959年には、伊勢湾台風で被害に遭った名古屋市の子どもたちに配ったこともある。昨年は、700万人の子どもたちに約1800万個のおもちゃを贈呈したという。
ニューヨーク市内でも、「トイザらス」などの玩具チェーンのほか数百カ所で、包装されていない新しいおもちゃの寄付を受け付けている。その1つ、マンハッタン区アッパーイーストサイドにあるソージャーン・レストランのオーナー、サミー・ムソビックさんは、「小さいころは貧しかった。このプログラムを通じてバスケットボールをもらい、とてもうれしかった」と参加の理由を説明する。同店を訪ねた男性は、「海兵隊員たちの努力に少しでも協力できれば」と語り、おもちゃを手渡した。
プログラムの詳細は、www.toysfortots.orgで確認できる。