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共同通信
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【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は22日、イスラエル軍が準備を進めるパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの地上侵攻について協議する緊急公開会合を開いた。各国からは「即時人道停戦」を求めた20日の決議案に拒否権を行使した米国への批判が続出した。米国は、イスラム組織ハマスが拘束する人質の解放なしに「停戦はありえない」と主張した。
ロシアのネベンジャ国連大使は「(米国の拒否権行使は)正当化できない。停戦しなければ人質は解放されない」と非難した。中国の張軍国連大使は「1日でも長く戦闘が続けばさらに多くの市民が犠牲になる。米国は責任ある態度を示す必要がある」と述べた。