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共同通信
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【キーウ共同】ロシアのウクライナ侵攻開始から24日で2年。両軍の戦死者は計19万人以上と指摘される。ロシアは軍需産業をてこ入れし、北朝鮮やイランからも武器を調達、前線で優位に立つ。米国の軍事支援に陰りが見えるウクライナは正念場。戦争の出口は見えず、欧州では将来、ロシアがNATO加盟国へ武力攻撃に踏み込むとの警戒感も広がる。
バイデン米政権は23日、ロシアに対する大規模な追加制裁を発表。日米欧など30以上の国や機関は23日、ロシアに即時撤退や北朝鮮からの武器調達停止を求める共同声明を国連本部で発表し、結束を確認する。
クライナは昨年6月に反転攻勢に出たが、強固な防衛線を築いたロシアが阻止し失速。ロシア軍は昨秋以降、攻勢に転じ、今月、ウクライナ軍が死守してきた東部の要衝アブデーフカを陥落させた。
ウクライナにとっては欧米の武器支援が生命線。ドイツのシンクタンクによると、軍事支援表明額は米国が約6兆9千億円で他国を大きく引き離す。だが米下院での支援予算の承認が進まず、先行きは予断を許さない状況だ。