6日付のCBSニューヨークによると、睡眠が7時間以下で運転した場合、事故を起こす確率が7時間以上のほぼ倍になるという調査結果が発表された。
調査は、全米自動車協会(AAA)がまとめたもの。運転をする前夜は、7時間以上の睡眠を取ることが推奨され、これ以下になると運転中に眠気に襲われる可能性が高いという。目を開けていられない、車がふらふらとレーンをまたぐ、旅程の一部を覚えていないなどがその症状だ。そうなると、事故を起こす確率も4倍に跳ね上がる。AAAのロバート・シンクレア・ジュニア氏は、「5時間以下の睡眠で運転するのは、飲酒運転と同じくらい危険」と説明する。実際、交通死亡事故の5件に1件は、居眠り運転が原因だという。
調査対象者の97%は、居眠り運転は「認められない」としながらも、その3分の1が、居眠り運転を「したことがある」と答えている。その1人は、「一瞬まどろんだだけで、前の車に追突してしまった」という事故の経験者だ。相手は軽傷で済んだが、自身は2カ月間の入院を余儀なくされたという。
AAAでは、運転前には十分な睡眠を取ることはもちろん、長距離のドライブでは何度か休憩を入れるように勧めている。