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共同通信
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【ソウル共同】4月の韓国総選挙を前に、少数政党の国政進出を後押ししようと設けられた制度で比例代表議席を得るために、保守系与党「国民の力」が24日までに、比例向けの系列ミニ政党「国民の未来」を結党した。革新系野党「共に民主党」も近く追随する。制度本来の趣旨に反する「小細工」と批判された前回選挙の再現だ。
韓国は一院制300議席で、小選挙区253、比例代表47。比例制度は2020年総選挙の際、少数政党が議席を得やすい仕組みとして、与党だった共に民主党主導の法改正で導入された。
しかし、野党(現在の国民の力)がミニ政党を立てて議席を取りにいく「奇策」に出ると、共に民主党も倣った。