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共同通信
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青森県八戸市の八戸港沖で2021年、パナマ船籍の貨物船「クリムゾン ポラリス」(3万9910トン)が座礁した事故で、船主の代理人弁護士は24日、港内に引き込んでいた船尾の機関部を浮上させ、浮きドックに積載する作業が完了したと明らかにした。今後、解体のため広島県まで別の船がえい航する。
第2管区海上保安本部(塩釜)によると、海中には船倉部分などが残っている。代理人弁護士によると全ての撤去が完了するのは3月末の予定。
事故は21年8月に発生。荷揚げに備えて港外で停泊していたが、強風にあおられ座礁し、重油や積み荷の木材チップが流出した。