「満タン」で火勢強めたか

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共同通信
警察車両の赤色灯

 神奈川県厚木市のパチンコ店の立体駐車場で昨年8月、153台の車が燃えた火災で、出火元となった車から満タンに近い量の燃料が漏れて火の勢いを強めた可能性があると実況見分に立ち会った総務省消防庁が推定していることが27日、分かった。

 厚木市消防本部が27日に開示した資料で明らかになった。実況見分の調書などによると、昨年8月20日の火災直前、出火元となったフォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車の所有者がガソリンスタンドで34リットル超の軽油を給油していたことが、防犯カメラの映像や所有者の話などから判明。燃料タンク容量は51リットルだった。