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共同通信
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岸田文雄首相と自民党二階派の武田良太事務総長が出席した29日の衆院政治倫理審査会は、NHKや一部民放が生中継する全面公開の形式で開かれた。報道機関の取材も認められた一方、会場の衆院第5委員室の広さを理由に、入室できる記者数は16人に制限された。自民は当初、全面公開に否定的だった。
伊藤公介元国土庁長官が出席した2006年2月も、今回同様の形式だった。第5委員室には、18年の永年在職25年表彰を受けて制作された安倍晋三元首相の肖像画が掲げられている。
衆院予算委員会などテレビ中継が入るケースでは通常、衆院第1委員室を使用するが、政倫審は第5委員室を使うのが慣例となっている。