Published by
共同通信
共同通信
東京都江東区長選を巡り区議ら10人に計約280万円の供与や申し込みをしたとして、公選法違反(買収など)の罪に問われた前法務副大臣の元衆院議員柿沢未途被告(53)の公判が1日、東京地裁であり、検察側は「自ら買収を決断し金額も決めた。主導的に犯行を計画した」として、懲役2年を求刑した。
柿沢被告は最終意見陳述で「有権者の期待を大きく裏切った。大変申し訳なく、罪は万死に値すると思う」と謝罪した。弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。
柿沢被告は初公判で起訴内容を認めたが、被告人質問では実質的に黙秘権を行使。検察側の質問に対し「お答えを差し控えます」との発言を50回以上繰り返した。