Published by
共同通信
共同通信
米国による太平洋・マーシャル諸島の水爆実験で、静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」や住民らが被ばくした「ビキニ事件」から70年の現地式典を巡り、参加した広島の若者らが2日、「核実験の負の遺産が続いていると感じた」とオンライン中継で報告した。
報告したのは核兵器廃絶を訴えるグループに所属する2人で、広島市のカフェで働く瀬戸麻由さん(32)と同市出身の早稲田大3年高垣慶太さん(21)。1日の式典に参加した。
2人は国内のグループメンバーに向けた中継で、式典の写真や動画を交えて説明。瀬戸さんは、ビキニ出身者らが歌った歌を「故郷に帰れない思いを込めた悲しい歌だった」と紹介した。