16日、マンハッタン区で開かれた米国日本人医師会(JMSA)の恒例ホリデーレセプションにて、JMSA日系コミュニティー・アウトリーチ・プログラム(JCOP)の受賞15団体の発表と授与式が行われた。
米国各地には、地域に根付いた活動を展開する日系の医療関連非営利団体(NPO)が多くあり、これらのNPOは、地元の日系コミュニティーに対して必要な医療情報を日本語で提供するだけでなく、独自のプログラムや企画・イベントなどを通して、実にさまざまな医療関連サービスを提供している。しかし、いずれの団体もその活動資金不足は深刻で、差し迫った問題となっているのが現状。そこでJMSAは、助成金を通じて彼らの活動を支援しようと、2007年にJCOPを設立。地元の日系医療関連NPOと、支援意欲を持つ企業とをつなぐ橋として、このプログラムの発展に取り組んでいる。
受賞団体の1つ、日米カウンセリングセンターの松木フミ氏は、「これからも社会的弱者のために少しでも役に立てるよう地道に活動をしていきたい」と語った。