八丁味噌、老舗の敗訴確定

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共同通信
「まるや八丁味噌」社の看板=2023年3月

 農林水産省が地理的表示(GI)保護制度に登録した愛知県の豆みそ「八丁味噌」は伝統的手法と生産方法が異なるとして、発祥地とされる同県岡崎市の老舗業者「まるや八丁味噌」が国に登録の取り消しを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は、まるや側の上告を退ける決定をした。6日付。訴えを却下した一、二審判決が確定した。

 まるやは敗訴確定に伴い、2026年2月以降は自社製品に「八丁味噌」の名称が自由に使えなくなる。ただ確定判決は、製品にGI登録品との混同を防ぐ表示をするなど適切に対応すれば、26年2月以降も「名称を使用できる」としている。