インド首相、カシミールを訪問

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共同通信
7日、インド北部カシミール地方で演説するモディ首相(AP=共同)

 【ニューデリー共同】インドのモディ首相は7日、北部カシミール地方を訪問した。地元メディアによると、イスラム教徒が多数派だった北部ジャム・カシミール州の自治権を2019年に剥奪し、連邦政府直轄地に分割して以降で初めて。今年4~5月にも行われる総選挙を見据え、政権への支持を呼びかける狙いだ。

 カシミール地方はヒマラヤの麓にあり、風光明媚なことで知られるが、イスラム過激派のテロなどの影響もあり経済的な発展は遅れている。モディ氏は6日、同地方での農業支援に500億ルピー(約893億円)を支出するほか、観光の振興を図る方針を明らかにしていた。