被災の輪島市中学で卒業式

03/08/2024

　能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市の市立中学全3校で9日、卒業式が行われた。門出を迎える計約150人の中には、親元を離れて集団避難した生徒や、残って間借りした地元高校に登校した生徒もおり、地震後は普段とは違う学校生活を送った。

　同市の希望する中学生は1月から保護者と離れ、約100キロ南にある宿泊研修施設「県立白山青年の家」（同県白山市）に集団避難していた。今月8日、式に備えて施設を退所し、輪島市に戻っていた。

　市教育委員会によると、3校の体育館はいまだ避難所になっているため、ランチホールや近くの消防署の一室など代替の場所を使用する。