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共同通信
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中古車販売大手のビッグモーターが下請け業者に草むしりなどのただ働きをさせたのは、下請法が禁じる「不当な経済上の利益の提供要請」に当たるとして、公正取引委員会が近く同社に再発防止を勧告する方針を固めたことが9日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、自動車保険の加入を強要した疑いもあり、複数の違反行為を認定する方針。本来支払うべきだった対価を算出し、下請け各社に支払うことも求める。既に処分案を通知した。
下請け各社への取材では店舗敷地内の草むしりの他、ショーウインドーのガラス拭きなども強要。「『業者を変えるぞ』という脅しとセットだから従うしかなかった」と証言している。