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共同通信
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【北京共同】中国国家統計局が9日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で0.7%上昇した。プラスに転じるのは昨年8月以来、6カ月ぶり。春節(旧正月)の大型連休で消費や旅行の需要が伸びた影響が大きかったとみられる。長引く不動産不況を受けてデフレ懸念が強まっていたが、下落傾向にひとまず歯止めがかかった。
1月は0.8%低下し、14年4カ月ぶりの下落幅だった。春節要因をならした1~2月では前年同期から横ばいだった。
品目別に見ると、食品は前年同月比で0.9%下がった。下落幅は前月より5.0ポイント縮小した。うち豚肉は低下傾向が続いていたが、2月は0.2%の上昇に転じた。