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共同通信
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【北京共同】中国の全国人民代表大会(全人代=国会)の「台湾省代表団」は9日、北京の人民大会堂で会議を開催した。代表(議員)からは習近平指導部が目指す「祖国統一」を推進する発言が相次ぎ、台湾独立は「破滅の道だ」とする意見も上がった。会議はメディアに公開された。
台湾を不可分の領土と主張する中国は「台湾省」を名目上設置。全人代代表団の大多数は中国本土で生まれ台湾にルーツを持ち、中国の政府系機関の幹部などを務める。
会議で陳雲英代表は台湾与党、民主進歩党が勝利した1月の総統選は「民意を代表していない」と述べ、台湾で「分離主義の活動がはびこっている」と危機感を表明した。