6日付のメトロ・ニューヨークによると、害虫駆除業者のオーキンズ社は3日、ベッドバグ(南京虫)の「全米被害都市ランキング」を発表し、ニューヨーク市は4位だったことが分かった。
不名誉な1位に輝いたのは、メリーランド州ボルチモア市。ワシントンD.C.とイリノイ州シカゴ市がそれに続いた。ワースト5都市には、オハイオ州コロンバス市も入った。
このランキングは、2015年12月1日~16年11月30日までに、それぞれの都市でどれだけベッドバグの駆除活動を行ったかの統計に基づき、同社はこのランキングを毎年発表している。市は14年に18位だったが、15年には4位に躍り出て、昨年もその地位にとどまった。
同社の昆虫学者、ロン・ハリソン氏は、「ベッドバグはこれまで以上に全米で広がっている」と驚き、「10年前にはほとんど考えられないことだった」と述べた。
ベッドバグは、家やアパート、ホテルやそのほか公共の場で、かばんやスーツケースに取り付き、場所から場所へ移動することが知られている。人の血を吸い、かまれたところは赤く腫れてひどい痒みを伴い、じんましんや発熱を起こす場合もあるという。