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共同通信
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岸田文雄首相は11日、ブルネイのビラ皇太子と官邸で会談した。東・南シナ海で覇権主義的行動を強める中国をにらみ、海洋安全保障分野でブルネイへの能力構築支援を推進する方針を確認した。首相は「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持、強化するべく連携したい」と呼びかけた。
今年は日本とブルネイの外交関係樹立40周年の節目。両氏は両国関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げすることで一致した。ビラ氏は王位継承順位1位に当たり「両国の友好関係を深められるのを楽しみにしている」と述べた。
会談では、人的交流を活性化するため査証(ビザ)の緩和で合意。