8日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市が運営する道路の除雪情報ウェブサイト「プロウNYC」に記載されている情報が不正確であると、クイーンズ区の市議会議員が訴えているという。
市内にある道路の除雪作業の状況を発信している同サイトのずさんな運営体制に疑問の声を上げたのは、同区選出のローリー・ランクマン市議会議員。市内で最大7.5インチ(約19センチメートル)の降雪が記録された7~8日にかけて、同区フレッシュメドウズなど複数の地区を回り、除雪状況を自ら調べたが、サイトが公開していた情報とは大きな差があったという。サイト上では除雪作業済みと記載されていた場所も、実際には「何時間も除雪作業が行われていないのが明らかだった」と同議員は話しており、「以前から除雪作業に関しては、市民からの不信感が募っていた。市は過去の教訓を全く生かせていない」と批判した。
「今後大問題も起きかねない」と同議員は懸念しているが、これに対し、市公衆衛生局(DOS)のキャサリン・ガルシア局長は、「1日も空けることなく除雪作業の99%を完了させており、サイト利用者からも苦情は出ていない」と話している。