東京円、147円台前半

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共同通信

 12日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=147円台前半で取引された。

 午後5時現在は前日比60銭円安ドル高の1ドル=147円33~35銭。ユーロは53銭円安ユーロ高の1ユーロ=161円07~11銭。

 日銀の植田和男総裁が午前の参院財政金融委員会で「(18、19日の金融政策決定会合で)賃金と物価の好循環を点検し、適切な判断を下したい」と発言。金融緩和策修正の観測が高まっていた中、慎重姿勢を示したと受け止められ、円売りドル買いの動きにつながった。

 市場では「日本時間の夜に発表される米消費者物価指数の結果を待つ様子見ムードもあり、円の下値は限られた」(外為ブローカー)との声があった。