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共同通信
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日産自動車の内田誠社長は13日、報道陣の取材に応じ、下請法違反で公正取引委員会から勧告を受けたことについて「重く受け止める。皆さまに大変なご迷惑をおかけし、おわび申し上げる」と謝罪した。再発防止策をまとめ「取引先との信頼関係を再構築する」と説明した。問題発覚後、経営トップが公の場で謝罪するのは初めて。
内田氏は「法令に関する認識が甘かった。あってはならないことだ」と反省を述べた。法令順守の状況を定期的に確認し、従業員の再教育を徹底する考えを示した。具体策を公表するかどうかは明言しなかった。
日産は13日、今春闘で労働組合が要求した月額平均1万8千円の賃上げに満額で回答した。