11日付のメトロ・ニューヨークによると、シティバイクは利用者の安全性を高めるため、250台にレーザーライトを搭載することを発表した。
このレーザーライトは、レーザーで自転車のバーチャル画像を地面に投影するもの。開発したブレーズ社のエミリー・ブルックCEOによると、画像を地面に写し出すことで、ほかのサイクリストや歩行者、自動車の運転手など、周囲に自転車の存在を認識させやすくなり、交通事故防止につなげたい狙いがある。レーザーライト搭載の実現に向けて、同社は昨年からシティバイクを運営するモチベート社と協力してきた。
同様のレーザーライトは、既にロンドンの公共レンタル自転車に試験的に取り付けられており、調査の結果、搭載する自転車は夜間走行であっても、未搭載の自転車より車の運転手などから見えやすいと報告されていることが分かった。また、調査対象になったサイクリストの75%が「ライトのおかげで危険な道路でも、より安心感を持って走行することができた」と回答した。
モチベート社のジェイ・ウォルダーCEOは、「搭載することで安全性を高め、より多くの人にシティバイクを利用してもらえたら」と話している。