盟友キューバに「沈黙の抗議」

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共同通信
2018年11月、別れ際にあいさつする北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(中央左)とキューバのディアスカネル国家評議会議長=平壌国際空港(朝鮮通信=共同)

 北朝鮮の「兄弟国」と呼ばれた社会主義国の盟友キューバが韓国と秘密裏に進めた国交樹立の発表から14日で1カ月となった。北朝鮮の国営メディアでは、数日に1回程度あったキューバへの言及が約1カ月にわたって途絶。敵視を強める韓国に急接近したキューバへの「沈黙の抗議」が続いている。

 北朝鮮メディアにキューバの国名が登場したのは、国交樹立が電撃的に発表された翌日の2月15日が最後。以降は北朝鮮の記念行事を祝った国として、ロシアやベトナム、ラオス、パキスタンなどの名前を列挙したときも含めキューバには一切触れなくなった。

 一方、北朝鮮はキューバへの批判も避けている。(共同)