中国、台湾離島付近で巡視

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共同通信
台湾の民主進歩党の頼清徳副総統(ロイター=共同)

 【北京共同】中国海警局は15日、福建省に近い台湾離島、金門島の付近でパトロールを同日実施したと発表した。独立派と見なす台湾与党、民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統が台湾の新総統に就任する式典を5月に控え、巡視活動を活発化させて圧力を強化する構えだ。

 中国は金門島周辺で2月に起きた中国漁船転覆事故を契機にパトロールを常態化。現状変更の動きを加速させ、中台の緊張が高まっている。海警局は「中国漁民の合法的な権益と生命・財産を守る」として、引き続きパトロールを強化すると表明した。