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共同通信
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未解決事件の被害者遺族らでつくる「宙の会」は16日、東京都内で会見を開き、犯罪抑止のために死刑制度は必要不可欠だとする提言を発表した。死刑廃止を求める立場の日弁連が事務局を務め、法曹関係者や国会議員らが参加する「日本の死刑制度について考える懇話会」が2月に設立されたことを受けたもの。
宙の会は2019年の国の世論調査で「死刑もやむを得ない」と答えた人が8割だったことに触れ、死刑廃止は「世論を尊重していない」「遺族感情を重んじていない」としている。
1996年に東京都葛飾区で次女を殺害された同会会長の小林賢二さん(77)は「(死刑の代替刑として)終身拘禁刑では不十分だ」と強調した。