16日付のNBCニューヨークによると、マンハッタン区内のニューヨーク・スポーツ・クラブ(NYSC)で、昨年の秋からジムのロッカーが荒らされるなどの事件が相次いでおり、警察は同一犯の仕業として容疑者の写真を公開し、捜査を進めている。
8番街の16と17丁目の間にある店舗では、昨年11月に2回と今月5日に1回、合計3回にわたり窃盗の被害に遭った。また、西14丁目の店舗ではロッカーからiPad(アイパッド)、MacBook(マックブック)、クレジットカードなどの貴重品が盗まれる被害が確認されている。
取材に答えた利用者の1人は「信じられない」と驚きを隠せない様子だったが、別の利用者は「ロッカーを使うが、鍵は掛けていない」と話し、会員制のジムだから安全だとの過信があるようだ。ただし、きちんと鍵を掛けておいても、特別な用具で切断される場合もあるなど、犯行の手口は大胆だ。昨年9月末から今年の初めまでに、9店舗で合計15件の被害が届けられている。
監視カメラにはスポーツ刈りの男が写っているが、NYSCの会員であるかは不明だという。NYSCは、「利用者の安全と警備は最優先事項」とし、捜査に協力すると発表している。