18日付のＮＢＣニューヨークによると、ニューヨーク州議会下院で17日、買い物袋を有料化するという、ニューヨーク市で昨年可決された条例の撤廃を求め投票が行われ、42-18で可決されたことが分かった。
市で昨年５月、袋ごみ削減のため、スーパーなどで買い物をした際に使用されるビニールや紙製の袋に５セントを課金するという条例案が可決されたが、これに反対する州議会議員らは15日朝、市庁舎前で記者会見を開き、同条例について考え直すよう市議会議員らに呼び掛けていた。
民主党のマイケル・ベネデット下院議員とシムチャ・フェルダー上院議員は昨年、この条例案を州全体で禁止する法案を提出したが、既に施行が決定している地方自治体もあることから、州議会で反対に合い、同法案を市に限ると変更した。
市では、昨年10月からの施行が予定されていたが、州および市の議会間で妥協案について話し合うため、今年２月15日まで延期されていた。
フェルダー議員は、「買い物の度に課金されては、低・中所得世帯に負担となる。市民は立ち上がり、買い物袋への課金をやめるよう市長に訴えて欲しい」と述べた。
frank servayge
