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共同通信
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能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島、珠洲両市の滞在人口をスマートフォンの位置情報によって推計したところ、3月1日時点の市外避難者が約9千人に上ることが、ソフトバンク系情報サービス会社「Agoop(アグープ)」の調査で18日、分かった。地震から2カ月たったが、両市の公式人口の約3割が市内に戻っていないとみられることが浮き彫りになった。
推計には、個人が特定できないように匿名化した位置情報を利用した。人の流れが途絶える午後11時の発信データを滞在人口と仮定し、地震前日の大みそかから24年3月1日までの推移を割り出した。その上で両市がウェブサイトで公表している公式人口と比較した。