孫が祖母の遺体をごみ袋詰め 死因は窒息死と判明

 18日付のピックス11によると、クイーンズ区で孫に遺体を切断され、ごみ袋に入れたまま放置された85歳の女性の死因が窒息死であったことが、ニューヨーク市警察(NYPD)の17日の発表で明らかになった。
 昨年10月5日、心配した親戚から通報を受けた警官が、同区リッジウッドのエリカ・クラウス=ブレリンさん=当時(85)=の自宅を訪れると、孫のフリストファー・フーラー被告(30)が生活する中、10袋以上のごみ袋に入れられたクラウス=ブレリンさんの遺体が寝室の床の上で見つかった。遺体の検視の結果、昨年5月に窒息死させられていたことが分かった。
 被告は、クラウス=ブレリンさんの死亡によって住む場所がなくなりホームレスになることを恐れ、当局に通報できなかったと供述しており、死亡翌日から始まった異臭を消すために、換気扇に消臭剤をかけてごまかしていたという。
 被告は逮捕され、保健衛生局への死亡報告を怠った罪と無許可での遺体の移動と遺棄、不適切な処理の罪で起訴された。保釈金は35万ドル(約4千万円)。NYPDは17日、訴因変更の可能性を示唆したが、殺人罪では起訴しないとみられている。

Dsun_PROOF(2017-01-19 4.51.59 PM)