自衛隊・武器等防護、昨年27件

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共同通信
東京・市谷の防衛省

 防衛省は18日、安全保障関連法で自衛隊の任務となった他国の艦艇や航空機を守る「武器等防護」が、2023年の1年間に米国とオーストラリアを対象に計27件あったと公表した。22年の31件に次ぐ、2番目の多さとなった。オーストラリアは、初めて航空機が対象となったものが1件あった。

 武器等防護は16年施行の安保法のうち、自衛隊法95条の2に規定。17年に初ケースがあり、21年からオーストラリアも対象となった。防衛省は毎年、前年の実施件数を公表している。23年は個別の実施例を明らかにした場合はなかった。