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共同通信
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【ニューヨーク共同】全米鉄鋼労働組合(USW)のマッコール会長は18日、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収について「取引そのものが問題だ」と述べ、改めて反対する考えを示した。米CNBCテレビのインタビューで述べた。
USWは当初から買収に反対してきた。マッコール会長は「日本は同盟国だが、経済分野でも同盟国とは限らない」と強調。労働協約を締結する相手が日鉄本体ではなく買収完了後の米国子会社となることを問題視し、雇用の継続性についても不安があると述べた。
労組寄りの姿勢を取るバイデン米大統領は14日に、日鉄による買収に反対する考えを表明している。