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共同通信
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天皇、皇后両陛下の長女愛子さま(22)は20日、学習院大の卒業式に出席された。宮内庁を通じて文書を公表し、大学の4年間を「一日一日は非常に濃く、学びの多い日々だった」と振り返り「友人たちと一緒に授業を受けたり、笑い合ったりしたことは、私にとって忘れることのできない一生の思い出」と心境をつづった。
4月から日本赤十字社で嘱託職員として勤務する。
愛子さまは2020年4月に入学し、文学部の日本語日本文学科で「源氏物語」などの古典のほか、日本史を学んだ。新型コロナウイルス禍でほとんど通学できず、オンライン授業が続いた。4年生になった23年春からキャンパスに通い、友人らと大学生活を楽しんだ。文書では「転換期を経験し、当たり前であったことがいかに尊いものであるか、実感した」とした。
卒業論文の題は、中世を代表する歌人であった「式子内親王とその和歌の研究」と明かした。「和歌の美しさや解釈の多様さに感銘を受けた」ことが理由という。