Published by
共同通信
共同通信
【ジャカルタ共同】インドネシアの首都ジャカルタで20日、2月の大統領選で落選した2候補の支持者が選挙で不正があったと訴え、抗議デモを行った。落選した2陣営はプラボウォ国防相(72)の当選について、憲法裁判所に異議を申し立てる姿勢を示している。インドネシアでは近く大統領選の公式結果が発表される。
支持者が問題視するのはプラボウォ氏側に立ったジョコ大統領による社会支援策。選挙前にライバル候補の地盤で政府の支援として米などを配り、プラボウォ氏を利したと批判が出ている。ジョコ氏の長男ギブラン氏(36)は副大統領に就任予定だ。
落選した2陣営は異議申し立てに加え、国会での調査を呼びかけている。