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共同通信
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離島奪回作戦を担う陸上自衛隊の専門部隊「水陸機動団」の第3連隊が21日、拠点とする長崎県大村市の竹松駐屯地で編成完結式を開いた。隊員は約600人で、同県佐世保市の相浦駐屯地が拠点の第1、第2連隊などと合わせ、水機団全体では約3千人規模となる。連隊増設には、海洋進出を強める中国を念頭に、南西諸島の防衛力を強化する狙いがある。
式では、水機団長の北島一陸将補が隊員に向けて「戦後最も厳しい安全保障環境に直面する中、新編される連隊の一員という重責を自覚してもらいたい」と呼びかけた。
水機団は2018年に約2100人態勢で発足、「日本版海兵隊」とも呼ばれる。