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共同通信
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航空自衛隊は21日、部下に長時間の指導を繰り返して精神的苦痛を与えるパワハラをしたとして、50代の男性空将を停職4日の懲戒処分にした。空将は自衛官の階級としては最も高く、パワハラでの懲戒処分は初めてという。現在、空将は18人いる。空自は個人が特定される恐れがあるとして、氏名や詳しい所属を明らかにしていない。
空自によると、昨年8月以降、部下3人に対し、具体的な内容を示さずに指導を繰り返した。3時間近くに及ぶこともあり、一つの業務について20回以上指導し続けていたことがあった。暴力や暴言はなかった。
空将は「パワハラに当たると認識していなかった」と釈明し、反省しているという。