24日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市とウエストチェスター郡に電気およびガスを供給するコン・エド社の新しい料金プランが同日、公共サービス委員会(PSC)により承認され、今年から電気とガス料金が値上がりするという。
新しい料金プランの導入により、月々の電気料金は今年1月1日にさかのぼって、これまでより2.3%、来年と再来年にそれぞれ2.4%ずつ上昇する。ガス代は、今年1.6%、来年に5%、再来年には3.2%それぞれ上がる。
PSC関係者によると、新料金プランの導入は、固定資産税の引き上げや新規のインフラへの投資などに対応するための策であるという。電気料金の値上げはおよそ5年ぶりで、ガス料金の値上げは4年ぶりとなる。
同社は、「新しい料金プランにより、電気・ガス供給システムの安全性の向上および信頼性を維持するための重要なインフラ投資が可能になる」と説明している。加えて、消費者によるエネルギーの使用量や料金の管理がより容易になるスマートメーターやエネルギー効率プログラム、さらに技術の高度化をサポートし、新しいクリーンエネルギー産業の発展にも役立てる意向だという。